デジタル診断デバイス
デジタル診断デバイス向けソリューション
医療グレードのバイタルサインのモニタリング
バイタルサインは身体の基本的な機能を測定した値であり、個人の基本的な身体的健康状態を評価するために使用できます。年齢、体重、性別、身体状態に応じて変化するこれらの信号は、実際の健康状態や長期的な健康状態の監視に役立ち、既知の良好な医学的健康状態からの逸脱可能性を示し、潜在的な問題の早期発見を可能にします。バイタルサインは、医療施設、自宅、救急現場、または他の場所で測定できます。
次世代のバイタルサインセンサソリューションは、小型化されて統合度を高め、接続機能を増やし、コストを抑え、複数のパラメータを検出でき、より正確に測定できるようになります。ams OSRAMは、こうした新しいセンサ製品の開発を可能にする様々な技術を所有しています。また、amsの光学モジュールは、コンシューマー向けデバイスや医療機器のどちらであっても、システムへ簡単に統合できます。
ams OSRAMは以下を可能にします:
- 医療パラメータの非侵襲的測定:脈拍数、心電図(ECG)、血中酸素
- ECGおよび脈拍数から得られる追加のバイタルサインパラメータ:血圧、動脈弾力および迷走神経緊張
- 予防医学プログラムの一環としての健康状態の継続的なモニタリング
- 光モジュールとサポートアルゴリズムに基づいた、小型で高度に統合された費用対効果の高い医療グレードのソリューションの開発
高精度デジタル温度センサ
バイタルサインのモニタリングに関して優れた例として、ams OSRAMの高精度デジタル温度センサは、体温を正確に測定することができます(精度0.09℃)。ウェアラブルやバッテリー駆動のパッチ、さらには医療グレードのソリューションでも、センサは十分に小型で、この重要なバイタルサインで個人の健康モニタリングのために機器を快適に装着できるようにする必要があります。また、バッテリー駆動のモバイル電子機器では、特に長期間の連続モニタリングのために、電力効率が必須です。
コストパフォーマンスに優れたams OSRAMのテクノロジーは、信頼性の高い測定を可能にすることで、健康モニタリングデバイスの開発をサポートします。完全に生産現場にて校正済み・直線化されたセンサと、1つのバスで複数のセンサを使用できるデジタルインターフェイスにより、システムへの統合が容易で、機械学習アルゴリズムとのスマートな連携が可能です。
ams OSRAMのデジタル温度センサは、最高レべルの品質基準を満たしており、製品の耐用年数にわたって優れた信頼性を提供します。
テストの自動化:いつでも、どこでも
試験所ではなく患者のいる場所で素早く試験し結果を得る、いわゆるポイントオブケア診断を提供できれば、ヘルスケアの品質をさらに高められます。現在行われる試験の多くは大型で高価な診断機器を必要とするため、サンプルが試験所へ送られます。診断サービスをその場で提供できれば、診断結果を待つ時間の短縮やコストの削減など、多くのメリットが得られます。ポイントオブケア診断装置をうまく設計する鍵は、チップスケールでの統合と小型化です。これにより、装置のコストを継続して削減でき、小型で携帯可能なフォームファクタでの接続など、新たな機能を追加できます。
ams OSRAMは光学技術とセンサの世界的な大手です。多くの生体認証センシングアプリケーションは、高感度を実現して複数のパラメータを測定できる光学技術に依存しています。ams OSRAMが提供する様々な光学センサ技術は、光検出器、光源、オンウエハーフィルター技術、マイクロオプティクスレンズシステムなど、次世代のポイントオブケア診断システムの開発に利用できます。これらのセンサは、チップと光学モジュールの両方の形態でご入手いただけます。モジュールには光源と検出器の両方が搭載されており、最終製品の設計へ容易に組み込めます。
Vital signs monitoring white paper
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